機能性飲料がアツい
オンライン投資市場「CircleUP」にて飲料カテゴリーに急激な変化
ナチュラル食品はここ数年感、CPG(Consumer Packaged Goods: 一般消費財)の革新スポットライトの最前線・中心にあるが、2017年の幕開け、そのなかでも人気を集めつつある注目したいトレンドがある。機能性飲料だ。従来、他のCPGカテゴリーに比べ、飲料分野の発展はスローであったのだが、今、飲料分野が多様で急激な変化を遂げはじめている。
大・小規模のブランドをとりまくクリーンで(添加物などが無く)オーセンティックな飲料プロダクツへの大幅な方向転換は、市場シェアを何十億ドルと動かし、ヴィーガン、ナチュラル、グルテンフリー、デイリーフリー、新たんぱくを含む無数のCPGオプションをもたらした。
しかし、過去数十年間、この方向転換はペットボトル水のビジネスの伸びに顕著に現れていた。Beverage Marketing の報告書によると、ペットボトル水の消費量は2000年から2015年の間に120%増加、反対に、炭酸飲料水の消費は16%の落ち込みを見せた。コカ・コーラがビタミンウォーターを40億ドルで2007年に買収し、さらにZICOココナッツウォーターを2013年に買収。この事実により、巨大ソーダブランドは、これからの足場固めとして、従来の砂糖の多い飲料に加え、栄養価の高いプロダクツの買収を試みていることが明確化された。
その上、甘ったるい炭酸飲料と清涼水の中間という多大な伸びしろがあり、今まで想像もつかなかったオプションを作り出すチャンスとなった。機能性飲料のブームは、飲料中の砂糖の量を減らすことが目的なのではなく、栄養価が高く、しかもユニークな何かを加えることが目的だ。機能性飲料には幅があり、それは乳酸菌、タンパク質、ハーブ、ユニークなビタミンなどを提供している様々なブランドに及ぶ。以下、顕著なトレンドとそれを提供するブランドを紹介する。

ユニークな栄養素とスーパーハーブ
コンブチャはこの飲料ムーブメントの初代スターであり、今でも商品を差別化する要素を謳う新たな参入企業が増えている。これ以外に、今では、新しいお茶やトニックがユニークな効能や特徴を提供し、いつもならスーパーの飲料セクションは素通りしていた人の目までも引いている。(コンブチャは昆布茶ではなく、紅茶や緑茶にキノコを漬けて発酵させた飲料である紅茶キノコのことである。)
